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| 試してみるコーナー |
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《短期連載》水性塗料に挑戦。
2005年4月3日
水性塗料への挑戦
夏と冬と雨の日はラッカー系塗料での塗装がとてもしんどいです。ようするに窓を開けて換気しないとシンナー中毒になるので作業が中断してしまうんですよね。そこで、ガンプラの説明書でも薦めてる水性塗料は実際どうなんだろうかと、塗装の実験してみることにしました。
結果が分かってやってないので、最終的に失敗するかもしれません。けど、水性塗料でバリバリガンプラ作ってる人もいるので、あながち確信がないわけでもないんです。どうなることやら。
水性塗料の種類はタミヤとGSIクレオスの二種類ありますが、今回は色数も多く手入れが簡単なGSIクレオスの水性ホビーカラーを使用。資料によると、タミヤの方がプラモへの食いつきいいみたいですね。はげちょろは怖い・・・。
用意したもの
約3000円で簡易エアーブラシ買いました。すでにエアーブラシとコンプレッサー持ってるのに何故!? 理由はいろいろ有るんですけど、一つにはいずれシンナーの使えない環境になってもプラモは続けたいなぁというのがあります。
これと、水性ホビーカラー、専用薄め液を買いました。今回はHowtoではないので、もともと持ってるものは省きます。
材料は、コレクションのザクウォーリアーのシールド。理由はマスキングもテストしてみたいからです。MGのような完全に色分けされてるものを塗装するならマスキングは必要ないので楽ですね。

今回のテスト用にランナーも使います。う、ルナマリア機ですね。衝動買いしてました(汗)
当然、今回はサフを使いません。
まずは素材の下地処理ですね。
2005年4月4日
下地処理
シールドのみ400番と800番の紙ヤスリをかける。ランナーは紙ヤスリ無しです。
問題となるのは、プラモデル製造過程で金型からプラモを外すときに使う剥離剤を落とすことですね。これやっとかないと塗装がはげます。
というわけで、中性洗剤と歯ブラシで、油と削りカスを落として水洗い。
私は、ジョイを使ってますが、先日なくなってました。探したら台所にあった!どうやら家族に本当に食器洗うために使われていたようです。量が減ってるし・・・。
準備はここまで、早くも塗装ですね。
塗装準備

資料などによると、水性ホビーカラーはそのままでもエアーブラシで使えるそうです。薄めるならほんの少しなので、とりえず薄め液を少しスポイトで入れてみました。

調色しないので、そのまま付けます。ボトルのサイズが同じなので直接つけられる。実はこれもやってみたかったんです。
ノズルは0.4mmを付けました。
塗装・隠ぺい力調査

3色のランナーに白を塗ってみました。めちゃくちゃ吹き付ける塗料が粗いですね。こうなるのは塗料の濃度が濃いとなるんですが、水性塗料の場合は薄めなくてもいいといってるのでこれが普通なのか・・・。いや、でもこれではグラデーション塗装は不可能です。
隠ぺい力はすごいです。下地の色にあまり左右されてません。しかしこれがもし厚塗りだったら当然のようにも思えるし・・・、水性塗料の特性がつかめないですね(><)

で、深く考えずにシールドに紫を塗ってみました。う、今度は表面がザラザラに・・・、飛び散る塗料が粗すぎます。ほんとに薄めなくていいのだろうか?ノズルを0.2mmに変更してみましたが結果は同じ。
ちなみに、「専用薄め液」で薄めると、水で薄めるより乾燥が早くなるそうです。水で薄められる上限は10%で、薄めすぎるとプラが塗料を弾いてしまうそうです。せっかく「専用薄め液」買ったのだから水で薄めるつもりはありません。快適に塗装できるくらいに薄め液で薄められるのかやってみるしかないですね。
2005年4月5日
プラが水を弾く

再度挑戦。こんどはザクのヘルメットを塗ってみます。別のビンに塗料を入れて、「専用薄め液」で、1:1の比率で薄めてみました。
すると、薄くしてもプラの上にボツボツと粗い塗料がつく感じ・・・、これでは濃い時と理由は違えど結果は同じです。
結局のところ、プラスチックに水を乗せるのは難しいと言うことではないか?では、下地に何か吹き付けておけばよいかも、と思い近くにあった半光沢水性トップコートを吹き付けた後に、先ほど1:1に薄めたピンクの水性塗料で再度塗装してみる。

ボツ、ボツと塗料が付くのはかわらないけど、その後、綺麗になっていきます。最終的にはデコボコもなくなりました。
薄めてあるので、隠ぺい力は落ちてるようです。ピンクを塗る前に、青色で塗装して、失敗したので水で落としたのですが、青色が少しプラに色が残りました。それが透けて見えます。
ここで、水性塗料もトップコートも乾けば耐水性になるので、そのときは重ね塗りできるのか?と言う疑問が出てきました。
重ね塗り

形が複雑な方がテストになるので、ルナザクから腕の部分を選んでみました。まずは水を弾かないように水性トップコートをササっと吹き付けます。塗料が流れないようにするため、つや消しが良いのではないかと思い、今回はつや消し水性トップコート。
暗い色ならば重ね塗りしないで、いきなり塗装でよいと思います。今回は重ね塗りのテストなので、明るい色を塗る前提で下地の色を統一します。暗めの灰色でもよかったのですが、シルバーを塗ってみました。薄めた比率は1:1。粒子が粗い・・・。ボテ、ボテっと塗料が付いて、まだら模様になり、何度か繰り返してると全部塗れました。塗料がたれちゃうのでいっぺんには塗装できないですね。1時間ほど乾燥。

これも1:1で薄めた白です。発色をよくするために塗りました。やはりまだらになります。重ね塗りしていけば綺麗になっていくとは思いますが厚塗りが心配です。今回はここで留めておきます。4時間ほど乾燥。

ヘルメットと同じ1:1に薄めたピンク。白はだいぶ乾かしたので耐水効果があるようです。ピンクが水玉模様みたいに付着します(><)。しかもぶ厚い。ピンクは少し置いておいたので濃度がこくなったのかも。少し薄め液を足して塗りましたが、乾いても表面がでこぼこしてます。
苦戦したわりには、重ねて塗っても形を崩さない程度の厚塗りで済んでます。こつがつかめてきたように思います。トップコートをうまく使えばいけそうですね。それにしても、トップコートを下地にするなんて逆転の発想かも。
2005年4月6日
グラデーション
まだ塗料が濃いのではないか?、ということで「専用薄め液」で2倍に薄めてみました。ここまでくるとラッカー塗料とやってることに違いありません。
色はモンサレッド。
せっかくなのでグラデーションもテスト。
ノズルは0.2mmです。0.4mmは使うことはなさそう。
エアーの気圧は下げました。
【2倍薄めた塗料/下地処理なし】
←プラ板に直接吹き付けてみる。
やはり塗料を弾いてます。
簡易エアブラシではグラデーションは難しいのかなぁ。綺麗にできません。
【2倍薄めた塗料/下地処理:トップコート】
←吹き付ける前につや消しトップコートを吹いてみました。
ベタ塗りのところは綺麗です。
グラデーションはちょっとはよくなってるけど、やはり粗いです。
2倍に薄めると、エアーブラシからの噴出し具合もいい感じです。
【3倍薄めた塗料/下地処理:トップコート】
←3倍薄めた塗料もためしてみました。
色が薄くてダメでした。薄いというより、濃い部分と薄い部分ができてしまいます。
やはり2倍までが薄める限界みたいです。
水性塗料でのグラデーションはきびしいです。試しにいつも使ってるダブルアクションを使ってみました。簡易エアブラシよりはきめ細かくグラデーションになりましたが、塗料の粒がどうしても気になるところです。簡易エアブラシではベタ塗りで十分かと思います。
2005年4月7日
マスキング
シールドに再チャレンジ!
紫色を適度に薄めて(たぶん2倍くらい)、トップコートを吹いたあとに塗装しました。
前回よりも綺麗にしあがってます。
3時間ほど乾燥させてマスキング・・・、ちょっと早かったかな。
なぜかめんどうな内側をマスキングしてます。
ちなみに、よく明るい色から塗装して暗い色を最後に塗ると言われてますが、私はそのセオリーは無視してます。
灰色にしようと思ったけど、せっかく作ってあったのでシルバーを下地に塗装。
10分くらい置いておいて、白を塗装・・・。あせりすぎか。
1時間くらいしてマスキング剥がしました。やはりマスキング貼るのが早かったのかマスキングのノリ?のあとが付いてます。これは表面の光沢がなくなったと解釈すればよいのか。トップコートで解決するならいいのですが。
でも、想像したようなペリっと塗料がはがれることはなかったです。
白もさすがに塗るのがはやかったのか、若干シルバーが浮いて見えます。もうすこし乾燥時間はとらねばなりませんね。で、白塗った後に乾かしてたら、シールドを床に落としてしまいました(><)。軽くホコリが付着してしまいましたが、テストなので気にせずに。

というわけで、エナメル塗料でスミ入れして、水性トップコート(つやけし)で整えてシールド完成しました。マスキングを剥がしたときに出来た模様はトップコートで消えました。1日置いても表面のべたつき感はとれず、ホコリなんかが付着しやすいです。これも水性トップコートで解決しました。
2005年4月8日
簡易エアブラシの洗浄

水性塗料の最大の魅力はやはりこれでしょう!
100円ショップで容器を買ってきて水をいれ、ノズルやパイプ、本体を迷わずドボンと水につけて、大胆に洗浄。
洗面所でやると部品が流れてしまう可能性があるのでやめたほうがよいです。
洗浄には筆などを使うといいでね。吸い上げパイプはちょうど2mmの丸プラ棒が入るので、それで中の塗料を押し出したりできます。ノズルは付属のノズルクリーナーで。これ、小さくてくて紛失しそうです。気をつけなければ。
後はエアーを利用してノズルやパイプの中の水を吹き出して、水を拭き取ればおしまいです。
まとめ
というわけで、水性塗料の実験はおしまいです。結果的に使えるということが分かりました。以下まとめです。
[下地処理]
・ペーパーがけ400〜1000。水性塗料はラッカー系塗料よりキズを気にしなくていいかも。
・中性洗剤による油と削りカス落とし。
[塗装前の処理]
プラスチックが水を弾いてしまうので、塗装前にプラモに「水性トップコート」を吹き付けておく。
光沢、半光沢、つや消し、どれでもいいけど、光沢しあげなら光沢とか、仕上げによって選ぶのがいいかも。
[塗装]
塗料を「専用薄め液」で2倍程度に薄める。水で薄めるより乾くのが早い。
トップコートが乾く前に塗装する。
薄めてあるので一度に塗装するとたれるので注意。
[重ね塗り]
もともと水性塗料は塗装した膜が厚いので出来るだけやらないほうがよいですが、1〜3回程度ならで来ます。
黄色や、ピンクなどの明るい色を塗るときは白を下地に塗装した方がよいです。
白は隠ぺい力が強いので、下地に灰色などで統一しなくても、白の2度塗りだけでいけそうです。
水性塗料は完全に乾くと耐水効果を持つので、その上に重ね塗りする場合は再度トップコートを使用します。
[マスキング]
表面のツヤを気にしなければ、3、4時間乾かした後にマスキングできます。ただし、指紋の模様やマスキングのテープのノリの形に表面がつや消し状態になります。でもトップコートで解決できます。
安全を考えれば1日乾かした方がよいです。
マスキングを剥がしても塗料がはがれることはありませんでした。でも慎重に。。。。
[仕上げ]
水性トップコート(つや消し)でコーティング。水性塗料の表面のべたつきをなくし、強度アップ。
その前にエナメルでスミイレする場合は、トップコート(光沢)でコートした後にやると、やりやすいと思います。

後はこの方法で作品をつくるのみですね!じつはまだ試したいことはあるのですがそれは作品製作の中でやっていこうと思います。
完了
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